2017年5月3日水曜日

【神社ブログ】社殿はどういう基準で分けられるのか?『殿』『館』『社』『所』『祠』『蔵』『庫』『舎』の違いについて

神社には大きく分けて二種類の建物があります。
社殿と呼ばれるものと、そうでないものです。

社殿を調べると、神社にある建物の総称とあります。
とは言え全ての建物を指すわけではありません。
他に神社にある殿舎となっています。
つまり『何々殿』や『何々舎』は社殿という事になり、それ以外は社殿ではない可能性があります。
しかしそんな事はありませんね。
境内神社は概ね『何々社』であったり、『祠』で有ったりします。
神社で限定すれば、祠は社の中で人が入れないような小さなものですから社の一種です。
これらも社殿に入りますから、社殿とは『社(+祠)』+『殿』+『舎』という事でしょう。
ちなみに社は神様の祀られている建物であり、殿はそれプラス神事を行う建物の中で豪華なものとなるのでしょう。


こちらは絵馬殿です。
絵馬をお祀りしておく豪華な建物で、社殿という事になります。

ではこちらはどうでしょうかね。


手水舎です。
横から見れば舎の形をしていますし、これも社殿となるのでしょう。
ただ、社殿と言うには何か色々足りない気もします。
横にある祠も社殿です。
神様がお祀りしてある小さな社ですからね。

大きな建物で言えば概ねどの神社にもある社務所は社殿ではありません。
所となっていますし、神事を執り行う場所でもありませんからね。

他、地車蔵、神輿庫も社殿ではないと思われます。
蔵と庫の違いはあまりなさそうです。
庫は車という字が入っているので、移動用の何かを入れておくと考えられますが、神輿庫は良いにしても、地車だけが何故か蔵になっているのが気になります。
むしろ地車には車輪がついているわけで、地車庫、神輿蔵と言った方がしっくりきそうです。
規模の問題ですかね。
蔵>庫、のような気がします。

殿には他に、神楽殿、参集殿、儀式殿などあります。
殿とつくので社殿になるのでしょうが、参集殿は場所によっては違う気もしますね。
神事の為にある簡単な建物は舎となります。
ただ、神馬舎って社殿に入るのかどうか気になりますね。
一応舎と言われているので社殿に入るとは思いますが、手水舎にしても入らない可能性がありそうです。

最も判断が難しいのが『館』です。
靖国神社の遊就館はどういう位置づけになるのでしょうか。
国の為に戦った人々の写真が有ったりもしますし、社殿に入りそうな気もしますがちょっと違う気もします。
そして最も分からないのが『斎館』です。


神事の為の場所なので社殿と言えそうですが、社ではないですし、殿というような豪華さはありません。
有ると逆に違いますよね。
神事の為とはいえ神事を行う前に準備する場所ですから、社務所なんかと同じような扱いの気もします。
一応現在の私の判断としては『社殿ではない』という事にしていますが、はたしてどうでしょうか。

このように色々ややこしいです。
建物、或いは施設と言っている方が簡単なんでしょうね。
でもせっかく神社の話をしているのだから、神社にある言葉を使いたいのです。
とりあえずここでの結論としては、社殿は『社、殿、祠』、違うのは『館、所、蔵、庫』、曖昧なのが『舎』という事です。
私は『舎』も社殿としています。
概ね神事に関係する規模の小さい建物ですが、人は入れて完全な閉鎖空間ではないものだと認識しています。

最後に結婚式場や披露宴会場というものについても少し。
これは儀式殿と言い換えられるので、社殿かと思います。
結婚は神前の儀式ですよね。

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